2021年6月4日
注目の雇用統計発表! 「6月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を上回ったことでドル買いが進み、ドル円は110.30円まで上昇しています。
本日のNFP雇用統計にも期待が高まり、米国の引き締めに繋がるとの思惑から米金利は上昇、米ドルの上昇に繋がっています。
また、米ドル買いはオセアニア通貨の売りに繋がり、豪ドルやNZドルが売られています。
最近は米ドルとオセアニア通貨は逆相関の関係が出ているように見えます。
本日は注目の雇用統計です。
米ドルとオセアニア通貨がどのように推移するのか注目です。
目次
◎本日の注目点
1)米雇用統計
昨日のADP雇用統計が予想を大幅に上回り97.8万人だったことから、本日のNFP雇用統計も上振れるのではないかと期待感が高まっています。
予想
失業率:5.9%
非農業部門雇用者数:+65万人
ポイントの1つ目は予想を上回るか、下回るかです。
ただ昨日のADP雇用統計の上振れや、上振れを予想しているところもあり、+100万人くらいでは大きな反応には繋がらないのではないかと思われます。
逆に、先月に引き続き大きく下回った場合はネガティブサプライズとなり、上振れ期待が強い分だけストップを巻き込み大きな下落につながるのではないかと思われます。
ポイントの2つ目は、先月の数字の修正です。
先月は約100万人予想が約30万人という結果が出てきており、この数字が上方修正されるのか注目されています。
先月は大きなネガティブサプライズでドルは大きく売られていることから、今回の結果と併せて、先月の修正分にも要注目です。
2)カナダ雇用統計
予想
失業率:8.2%
新規雇用者数:⁻2万人
カナダはテーパリングに舵をきっており、次のステップに進めるか?
もう一段階の引き締めに進めるか?
雇用者数と失業率に注目です。
雇用統計で良い数字が出てくると、もう一段階の引き締め期待が高まりカナダドルの買いにつながるのではないかと注目しています。
3)要人発言
本日の注目イベント米・カナダ雇用統計発表の前に、パウエルFRB議長やラガルドECB総裁の発言が予定されています。
来週や再来週に政策発表を控えていることから、ヒントが出てこないか注目されています。
特に今月のFOMCは注目度が高くなっていることから、パウエルFRB議長の発言から何かヒントが出てこないか注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
6月4日(金曜日)
16:00 NZD オアRBNZ総裁発言
17:30 GBP 英建設業PMI
18:00 EUR ユーロ圏小売売上高
20:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
20:00 USD パウエルFRB議長発言
20:00 EUR ラガルドECB総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
23:00 CAD カナダIveyPMI
6月5日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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