2019年11月25日
米中関係・香港デモ・英国選挙に関するヘッドラインに注目! ~11月25日週の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は、米中関係のヘッドラインで相場が振り回されるという1週間だったように思えます。
ただ、段々と織り込まれてきたのか、それとも違う何かが働いているのか、ドル円は18円台前半~中判の狭いレンジで推移しています。
また、ヘッドラインの中でも注目度が上がってきているのが、香港のデモです。
デモに関する法案が米議会で可決するなど、香港と中国だけの話ではなくなってきています。
今週は月末週で、来週は12月、今年も残りあと少しとなってきました。
ポジション調整などを考えながら、リスク管理していきたいと思います。
目次
◎今週の注目点
1)香港と米中関係
香港で地方議会選挙が開かれ、即日開票されます。
25日には開票結果が判明すると思われ、注目は民主派が過半数を獲得できるかどうかです。
また、選挙結果を受けて中国共産党がどのような行動に出てくるのかにも注目です。
米国は、香港問題に対して上下院議会で香港人権法案を可決しています。
中国は、当然ながら内政干渉だと反発批判しています。
香港選挙結果とその後の中国共産党の動きを受けて、米国がどのように動くのかにも注目です。
香港を中心に米中関係が拗れていく中で、12月15日スタートの関税がどうなるのかや、合意目前だった米中貿易協議第1段階がどうなるのかが注目です。
2)英国選挙
英国は選挙戦の支持率などに応じてポンドが動いています。
今週もポンドは選挙相場になりそうな気がしています。
直近の世論調査では以下のようになっているようです。
英国選挙 世論調査
保守党: 47% (+3)
労働党: 28% (-)
自由民主党: 12% (-2)
ブレグジット党: 3% (-3)
3)ユーロ
今週は、ユーロ圏の細々した指標が集きます。
ユーロも方向感がなく、キッカケ待ちをしているのではないかと思います。
ユーロ圏の細々した指標がキッカケで、ユーロ売りorユーロ買いになると面白いのではないかと思っています。
4)その他リスク
・トランプ弾劾問題
・米中貿易協議
・香港デモ
・日韓関係(GSOMIA)
・北朝鮮ミサイル問題
・英国選挙とBrexit
・イタリアはじめユーロ圏の予算案
◎今週のイベントスケジュール
11月24日(日曜日)
香港区議会(地方議会)選挙
11月25日(月曜日)
18:00 EUR ドイツIFO景況指数
20:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
21:00 MXN メキシコGDP
11月26日(火曜日)
03:00 USD 米2年債入札
03:00 EUR レーンECB専務理事発言
06:45 NZD NZ小売売上高
09:00 USD パウエルFRB議長発言
16:00 EUR Gfkドイツ消費者信頼感指数
18:05 AUD ロウRBA総裁発言
11月27日(水曜日)
00:00 USD 消費者信頼感指数
03:00 USD 米5年債入札
06:45 NZD NZ貿易収支
07:00 NZD オアRBNZ総裁発言
22:30 USD 米GDP・耐久財受注
11月28日(木曜日)
米国感謝祭で休場
00:00 USD PCEデフレーター
00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD ベージュブック
09:00 NZD NBNZ企業景況感指数
17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:30 SEK スウェーデン小売売上高
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
11月29日(金曜日)
米国感謝祭の翌日で米国市場短縮取引
00:00 MXN 金融政策決定会合議事録
06:45 NZD NZ建設許可件数
09:01 GBP Gfk消費者信頼感指数
16:00 EUR ドイツ小売売上高
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:55 EUR ドイツ失業率
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)・失業率
22:30 CAD カナダGDP
23:45 USD シカゴPMI
11月30日(土曜日)
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10:00 CNY 中国製造業PMI