2021年5月7日
米国とカナダの雇用統計に注目! 「5月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は中国が中豪戦略対話メカニズム下のすべての活動を無期限に停止すると発
ただ、このような動きにはマーケットも慣れてきており、リスクオフは長続きせず全戻しとなっています。
英中銀やトルコ中銀で政策発表がありましたが、予想通りの内容であったため大きな動きには繋がりませんでした。
本日は週末を控えてポジション調整が出てくる可能性が高く、特にビックイベントを控えているポンドにポジション調整は大きくなるのではないかと注目していて、ロンドンFIXやマーケットクローズ前などは急な動きに注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
米雇用統計への期待感は高まっています。
米国ではマークイットPMIやISMなど景況感はかなり強い数字が続いていて、次は実経済がついてきているかに注目が移ってきています。
FRBは雇用に注目していることから、雇用者数や失業率がどこまで改善してきているかが、今後の引き締め開始時期に影響するのではないかと注目されています。
カナダ中銀は先日の金融政策発表で量的緩和の減額を発表しました。
また、声明文で経済状況でさらなる調整に触れたことで、カナダ経済に注目が集まっています。
カナダ経済を計る指標、雇用統計にも注目が集まっていて、雇用統計で良い数字が出てくればもう一段の引き締め期待が高まり、カナダドルが買われるのではないかと注目されています。
2)英議会選
昨日(日本時間早朝)英国では地方議会選挙、ロンドン市長選が実施されています。
ただ、開票作業はコロナの影響で時間がかかり、週末にもつれ込む可能性が高くなっているようです。
今回の選挙のポイントは2つ、スコットランドの選挙結果と与党の議席獲得です。
スコットランドはスコットランド民族党が英国からの独立、EUへの復帰を唱えていて、過半数を獲得できるかが注目されています。
過半数を獲得すれば、英国からの独立を問う再国民投票に向けて動き出すと思われ、ポンドの重しとなりそうです。
ただ、国民投票を実施するには英議会で承認が必要です。
今回の地方選を通して与党が大敗するようであれば、ジョンソン首相の支持率低下が浮き彫りとなり、スコットランドの独立を問う国民投票を突っぱねる力がなくなるのではないかとみられ、こちらもポンドの重しとなりそうです。
選挙結果が週末にもつれ込んだ場合、週明けのポンドが大きく窓を開ける可能性があるので、ポンドのポジション調整、リスク管理には要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
5月7日(金曜日)
10:30 AUD RBA四半期金融報告書
10:45 CNY 財新サービス業PMI
17:30 GBP 英建設業PMI(改定値)
19:00 EUR ラガルドECB総裁発言
20:15 GBP ブロードベントBOE副総裁、ホールデンBOE外部理事発言
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:00 CAD カナダIveyPMI
5月8日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 USD 米消費者信用残高
国内唯一のFX月刊誌「FX攻略 .com」で長期にわたり連載していたコラムをまとめた電子書籍が発売されました。
コラムでは書かれていなかった内容も追記しています。
・電子書籍の詳細はこちら|Kindleストア
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/