2019年11月27日
米国の感謝祭前日でポジション調整の動きに注意! ~11月27日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はロウRBA総裁の発言がインパクトがあり、一時豪ドル買いに動きましたが、勢いは続かず豪ドルは元の水準に戻ってしまいました。
カナダは国内情勢(ストライキ)が落ち着いたことと、フィナンシャルホールディングスによる格付けが安定的となったことが後ろ押しとなり、カナダドル買いが進みました。
その他は、重要指標もなく全体的に小動きでしたが、堅調な株価に引っ張られクロス円はじり高となりました。
米株3指数は最高値を更新しています。
目次
◎本日の注目点
1)感謝祭前日
米国は明日が感謝祭で休日(休場)です。
また、明後日は短縮取引、明々後日は土曜日という状況です。
ということで本日は大型連休前日のような値動きになるのではないかと予想されます。
NY市場後半は流動性が低下し、FIXやクローズ前にはポジション調節の動きが出てこないか警戒です。
米中協議にも要注意です。
発言内容は合意間近といったところですが、このような発言は毎度のことなので過度な期待はせずに反落のリスクをしっかりと考慮しておきたいと思います。
今までもGW明けやお盆前といったタイミングで追加関税を発表してきた経緯があります。
感謝祭前後で、トランプ大統領がちゃぶ台返し発言をしてこないかも要注意です。
ドル円も108.50円~109.50円のレンジを抜けることが出来るのか!?
本日GDPの発表にも注目しています。
2)英国選挙
英国選挙は保守党と労働党の世論調査結果が縮まってきたことで、ポンドが若干売られています。
本日も英国選挙の世論調査の結果によって振り回されると思われます。
昨日の世論調査
保守党: 41% (-1)
労働党: 34% (+2)
自由民主党: 13% (-)
ブレグジット党: 4% (-1)
今朝の世論調査
保守党 43% (+1)
労働党 32% (+2)
自由民主党13% (-3)
ブレグジット党 4% (+1)
SNP党 4 (-)
緑の党 2 (-2)
調査・発表会社が違うので比較の参考になるかは微妙ですが…
カッコ内が前回発表との比較になっています。
保守党の伸び率に比べ労働党の伸び率が上回っているように感じます。
3)その他リスク要因
・トランプ弾劾問題
・米中貿易協議
・香港デモ
・日韓関係(GSOMIA)
・北朝鮮ミサイル問題
・英国選挙とBrexit
・イタリアはじめユーロ圏の予算案
・トルコS400ロシア製ミサイル問題
トルコはロシアからミサイルシステムS400を購入し米国が怒っています。
ただ、トルコは米国から戦闘機の購入も考えています。
エルドアン大統領とトランプ大統領が仲がいいとはいえ、トルコがS400の実験・テストを開始しても何にもしないのかが注目されます。
また、NATO加盟国の反応も同様です。
◎本日のイベントスケジュール
11月27日(水曜日)
18:30 EUR レーンECB専務理事発言
22:30 USD 米GDP・耐久財受注
11月28日(木曜日)
米国感謝祭で休場
00:00 USD PCEデフレーター
00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD ベージュブック
09:00 NZD NBNZ企業景況感指数