2021年3月18日
英中銀の政策金利発表に注目! 「3月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日のFOMCでは予想通りの据え置きだったのですが、経済見通しやインフレ見通しは上方修正、失業率予想は改善方向に修正されていました。
パウエルFRB議長は23年までゼロ金利政策を継続することを強調したことでドル売りで反応していますが、最近注目の米金利は同水準を維持しています。
今週注目のFOMCは通過しましたが、明日の日銀が残っているので、本日どこまでマーケットが動機づくのか注目です。
目次
◎本日の注目点
1)BOE(英中銀)政策金利発表
注目度:中くらい
織込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:特になし(多少のポンド上昇基調あり)
世界的な金利上昇で英金利も上昇しています。
今回の政策発表では据え置きが発表されると思いますが、いずれ利上げが検討されるのではないかと注目されています。
物価上昇について、今後の利上げや緩和の縮小ペースについて、離脱後のEUとの関係について、どのような声明・発言が出てくるのかに注目です。
2)豪雇用統計
RBAは晴雨策判断の最重要ポイントに雇用を上げています。
なかでも注目しているのが失業率です。
ここ数回の雇用統計で予想失業率を下回る(改善している)結果が発表され、雇用の早期回復を見せています。
先日の政策発表では緩和姿勢を継続するとしていますが、今週発表の雇用統計で予想を下回る(改善する)結果が発表されれば、早期の緩和縮小が期待されると思われます。
豪州もコロナを抑え込むことに成功した国として見られ、コロナからの回復が期待されている中で豪ドル買いが進んでいます。
早期の緩和縮小期待が進むようであれば、豪ドル買いもペースも早くなるのではないかと注目しています。
3)トルコ中銀政策金利発表
トルコ中銀は利上げを行ったことでトルコリラは下げ止まり、リラ円で14円台を推移しています。
ただ、足元では物価が再度上昇してきており、もう一段の利上げがあるのではないかと注目されています。
本日の政策発表では利上げと据え置きで予想が分かれているので、どちらの発表が出てきても動く可能性があるので注目です。
4)要人発言
本日はラガルドECB総裁やパウエルFRB議長の発言をはじめ、要人発言が多数予定されています。
注目度の高かったECBやFRBの関係者の発言が多いので、政策内容について詳しい話や個別の意見が出てこないか注目しています。
総裁や議長が記者会見と違う発言をするとは思えませんが、その他理事などの発言が記者会見と違う意見が出てこないかにも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月18日(木曜日)
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
17:00 EUR ラガルドECB総裁発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
20:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
21:00 GBP BOE(英中銀)政策金利・声明文・MPC投票配分発表
21:30 GBP ホールデンBOE主席エコノミスト発言
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・新規失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ新築住宅価格指数
22:00 EUR デギントスECB副総裁発言
3月19日(金曜日)
00:30 EUR エルダーソンECB専務理事発言
00:55 USD パウエルFRB議長発言
03:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
09:30 AUD 豪小売売上高
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/