2021年1月22日
製造業・サービス業・総合PMIの発表でユーロと米ドルに注目! 「1月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は日銀・トルコ・欧州と中銀金融政策発表が続きました。
日銀は据え置きで無風通過。
記者会見や声明文でも目立った材料は出てきませんでした。
トルコも据え置きが発表されましたが、利下げを警戒していた人たちがいたのか、据え置き発表後は若干トルコリラ買いが進みました。
欧州も据え置きでしたが、ラガルドECB総裁の記者会見の内容でユーロは上昇したり下降したりと方向感を模索する展開となりました。
結果的に、3中銀とも方向感を作るほどの内容は出てきていません。
目次
◎本日の注目点
1)製造業・サービス業・総合PMI
本日は最近注目の経済指標である製造業・サービス業・総合PMIの発表が予定されています。
フランス・ドイツユーロ圏の発表でユーロが動くのか、米国の発表でドルは動くのかの2点に注目です。
フランス・ドイツ・ユーロ圏は、昨日ECB理事会が終了して動きやすい環境の中で、注目度の高い指標の結果が予想と大きく乖離した場合は、大きくユーロが動くと思います。
また、1月1日に英国がEUから離脱を完了した後初めてのPMIなので、企業がこの先をどのように見通しているのか?
コロナ感染が拡大し、ロックダウンや規制が拡大している状況で、この先の景気をどのように見通しているのか注目しています。
米国は来週のFOMCを控えていることから、どこまで動くは分かりませんが、PMI発表で米ドルが大きく動いた前例もあるので注意しておきたいと思います。
特に最近は米金利に注目が集まっているので、指標発表後に米金利がどのような動きをするのかも併せて注目しておきたいと思います。
2)政治リスク
バイデン政権がスタートし、世界が慌ただしくなっている。
バイデン大統領は次々と大統領令を発表しており、次はどのような大統領令を発表するのか注目が集まっています。
また中国はトランプ政権の高官に制裁を発表するなど、米国の動きを試すような行動をとっています。
このように米国が政権移行したことで、世界各国が米国との付き合いを考える為に様々な動きをすると思われます。
友好国であれば、首脳会談に次期くらいなので問題ありませんが、トランプ政権時に対立していたイランやトルコ、ロシア、北朝鮮などがどのような動きをしてくるのか?
挑発的な行動、リスクオフに繋がるような動きをしてこないか注目です。
本日は金曜日なので、週末にリスクオフに繋がるような動きが出て、週明け窓を開けることがあるかもしれません。
リスク管理、ポジション調整はしっかりとしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月22日(金曜日)
09:30 AUD 豪小売売上高
16:00 GBP 英小売売上高
17:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
22:30 CAD カナダ小売売上高
23:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
1月23日(土曜日)
00:00 USD 米中古住宅販売戸数
01:00 USD 原油在庫量
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
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