2022年11月18日
要人発言が多数、発言内容に注目! 「11月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はブラード米セ
また、英国ではスナク政権の中期財政計画が発表され、来年のGDP見通しを従来の+1.
本日も要人発言が多数予定されており、発言内容に振り回される展開になるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
FRB
先週発表されたCPI(消費者物価指数)やミシガン大学消費者信頼感指数で発表された期待インフレ率は予想を下回り、インフレの低下が期待されています。
インフレ低下の期待からFRBは引き締めを後退させ、ターミナルレート(利上げの終了水準)も低下するのではないかと予想されています。
このことで金利は低下し、今まで買われていたドルが売り戻されています。
FRBの要人がインフレ低下を好感し、引き締めの後退を考えているようであれば金利低下・ドル売りが加速するのではないかと、要人の発言に注目しています。
英中銀
今週は英国のCPI(消費者物価指数)や雇用統計など、英国重要指標の発表が続きます。
英国の重要指標の結果を受けて、要人がどのような発言をするのかに注目です。
また、トラス前英首相の大規模減税政策により金融不安に陥った英国経済ですが、スナク英首相になり減税案は撤回し緊縮財政を進めるとしたことで金融不安は解消されています。
スナク政権の中期財政計画が今週発表される見通しで、どこまでの緊縮財政となっているのか、財政計画の発表を受けて英株式や英債券市場がどのような反応をするのか注目です。
再度、金融不安に陥るようであればポンド売りが進む可能性があるので注目です。
ECB
欧州では物価高が進んでいます。
引き締めを進めるのか、経済を優先させるのか、発言に注目しています。
ウクライナとロシアの情勢も少し落ち着き、ウクライナが優勢と報道されていることから欧州経済にはプラスに働くのではないかと思われています。
このことから経済よりも物価抑制を優先させ、引き締めを一段と進めるのではないかと予想されています。
ECB理事会メンバーからタカ派な内容の発言が出てこないか、今まで売られていたユーロが買い戻されないか注目したいと思います。
2)経済指標
英小売売上高
物価高やウクライナ・ロシアの影響などから英国経済は大きくダメージが出ているのではないかと注目されています。
英国経済がどこまで悪化しているのか、消費がどこまで低下しているの、小売売上高の結果から確認したいと思います。
小売売上高の結果が予想を大きく下回るようであればポンド売りに繋がるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
11月18日(金曜日)
10:05 USD パウエルFRB議長、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
16:00 GBP 英小売売上高
17:30 EUR ラガルドECB総裁発言
22:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
22:15 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
22:15 GBP マンBOE外部理事発言
22:40 USD コリンズ・ボストン連銀総裁発言
11月19日(土曜日)
00:00 USD 米中古住宅販売戸数
02:15 GBP ハスケルBOE外部理事発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント