2024年2月27日
要人発言に注目! 「2月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
欧州中央銀行(ECB)高官からタカ派的な
NY市場では、低下していた米10年債利回りが上昇に転じたこ
本日も要人発言が多数予定されており、発言で動く展開が予想されます。
発言以外は大きな指標がなく、明日以降に重要指標が控えていることから、マーケットを動かすような発言が出てこなければ動きづらい展開を予想しています。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
RBNZ理事会
注目度:かなり高い
織り込み度:据え置きが織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:追加利上げの可能性
強い経済指標の結果に加えて、豪大手銀行がRBNZの追加利上げを予想したことで追加利上げの有無に注目が集まっています。
今回のRBNZ理事会では据え置きが予想されていますが、声明文や記者会見で追加利上げの可能性に繋がるヒントが出てくるようであればNZ金利は上昇し、NZドル買いが進むのではないかと思います。
逆に追加利上げの可能性を否定し、次の変更は利下げというような内容が出てくると大きくNZドルが売られるのではないかと注目しています。
2)経済指標
豪CPI(消費者物価指数)
お隣ニュージーランドでは追加利上げが予想される状況です。
今回の豪州CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を大きく上回る結果となれば、RBAの追加利上げの可能性も意識されるのではないかと注目しています。
逆に市場予想を大きく下回る結果となれば利下げ期待が高まり豪ドルが大きく売られるのではないかと注目しています。
3)要人発言
今週は重要指標が多く、指標結果を受けて要人発言に変化があるのか注目しています。
要人発言は各国中銀の利下げ時期に関する発言に注目が集まっています。
米国は6月利下げが注目され、年内3~4回くらいになるのではないかと予想されています。
欧州では早ければ3月、4月もしくは6月の利下げがメイン予想となっています。
英国は6月以降ではないかと思われていましたが、先週の発言の中でインフレ低下を確認する前の利下げについて言及され5月の利下げ期待が高まっています。
スイスは3月利下げの可能性が出てきており、各国の要人発言から利下げ時期のヒントを探したいと思います。
また、日銀は金融正常化に向けての発言に注目が集まっています。
今週は日本のCPI(消費者物価指数)が予定されており、結果を受けて金融正常化に関する発言に変化が出てくるのかにも注目です。
物価上昇率が低下してきている状況となれば金融正常化は先送りになる可能性が出てくるのではないかと思っています。
その他にも介入警戒、口先介入にも注目です。
ドル円は150円を超えて151円手前で推移している状況で、鈴木財務相や神田財務官からは口先介入発言が出ていますが、レベル感的にはまだ軽い表現となっています。
今週は重要指標も多く、指標結果を受けて151円を超えて152円が近付いた時に、けん制発言のレベル感がどこまで思い表現となってくるのか注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月27日(火曜日)
16:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
21:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
22:30 USD 米耐久財受注
22:40 GBP ラムズデンBOE副総裁発言
23:05 USD バーFRB副議長発言
2月28日(水曜日)
G20財務相・中央銀行総裁会議
00:00 USD 米消費者信頼感指数
03:00 USD 米7年債入札
09:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)
10:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表
11:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見