2022年6月20日
要人発言多数の1日! 「6月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末に行われたフランス議会選挙でマクロン大統領率いる与党は大きく議席数を減らし、過半数割れという結果となりました。
フランス議会選挙の結果を受けてユーロの上値は重くなるのではないかと思っています。
本日は米国市場が休場なのでNY市場は閑散相場が予想されます。
欧州市場でフランス議会選挙の結果をどのように受け止めるのか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
先週、先々週と金融政策発表ラッシュが通過しました。
今週は金融政策発表の内容について各国中銀のメンバーがどのように発言するのか、発表内容と違った見解を持っているのかなど要人発言に注目です。
要人発言からさらに大幅な利上げの可能性が出てくるようであれば、スタグフレーション懸念が高まり株価下落に繋がる可能性があります。
また、今週は半期に一度のパウエルFRB議長の議会証言があります。
物価高や0.75%の利上げについての質疑も出てくると思います。
発言内容と金利と株価の動きに注目です。
2)リスク要因
円安リスク
主要中銀が利上げに動く中、日銀は緩和政策を継続すると発表。
金利差拡大による円安が進んでいます。
世界的に金利が上昇すると日本の金利も上昇し、日本の金利が上昇した場合は指値オペにより再度円安が進む可能性が高いのではないかと思います。
このまま円安が進んでさらに安値を更新するのか、それともどこかの水準で牽制発言が出てくるのか、円安動向に注目です。
株安リスク
世界的に引き締めが進むことで景気後退が懸念されています。
要人発言や経済指標などから金利が上昇したり、物価が上昇したりするとスタグフレーション懸念が高まり株価下落に繋がります。
また、株価下落が節目を割り込むとストップを巻き込みながら下落する可能性もあります。
株価下落が連鎖して世界恐慌に繋がる可能性も懸念されています。
株価の動きに注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
6月20日(月曜日)
米国休場(ジューンティーンス独立記念日の振替休日)
16:00 EUR ミュラー・エストニア中銀総裁発言
16:30 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
17:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
17:15 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
22:00 GBP マンBOE外部理事発言
22:00 EUR ラガルドECB総裁発言
6月21日(火曜日)
01:45 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
04:30 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
09:00 AUD ロウRBA総裁発言