2019年6月28日
週末にビックイベント、ポジション調整やヘッドラインに要注意! ~6月28日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、G20首脳会談を控えて動きづらい状況でした。 長期金利で見ると、オーストラリア・ニュージーランドの10年債利回りが下落一服、下げ止まっています。 米豪・米NZの長期金利差拡大が豪ドル・NZドルの買いに繋がっているようです。
また、英国では、離脱強硬派で次期首相候補のボリス・ジョンソンが「合意
その他に、ビットコインが100万円を超えてから荒い値動きとなっています。 一時140万円を超えたかと思うと、数分~十数分の間に120万円台まで下落など、手が付けづらい状況となっています。
本日は、半期末・四半期末・月末・週末です。 G20首脳会談で各国首脳が集まっています。 ポジション調整やヘッドラインで大きく動くかもしれません。
目次
◎本日の注目点
1)G20首脳会談
先日よりG20首脳会談に集まった各国首脳が、個別に首脳会談を行っています。 首脳会談は、週末まで続きます。 内容次第では、マーケットの様相が変わるかもしれません。
週明けには、窓開けの可能性が高いと思われます。 ポジション調整には気を付けたいと思います。
特に、米中貿易交渉、追加関税第4弾に注目です。
2)イラン核合意
イランの濃縮ウラン貯蔵量が問題になっています。 早ければ、昨日にも核合意での上限を超えるかといわれていましたが、何とか残っているようです。
ただ、いつまで上限内で残るか、いつ超えてくるか分かりません。 イラン側も、交渉材料として使っているので、交渉がうまくいかないときは超えてくると思われます。
週末の核合意協議には要注意です。
3)トルコ
新型ミサイル防衛システム「S400」の納入が7月と言われています。 週明けは7月です。 米国、NATOの反応が気になります。 トルコはNATOに参加しています。 そのトルコがロシアと繋がっていることが米国は許せないようです。
トルコを通じ、米国の軍備機密情報が漏洩することを懸念しています。 情報・通信機器メーカーのファーウェイに制裁を課しているのも安全保障上が理由です。 米国は安全保障、特に機密情報漏洩には敏感です。 今回のトルコの問題も、米国は一歩も引かないと思います。 トルコのエルドアン大統領も引かないと思われ、このままいくとイラン同様、軍事衝突直前までいくかもしれません。
ミサイルの配備状況と米国の動きに要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
6月28日(金曜日)
G20首脳会談(大阪)
日米首脳会談
米露首脳会談
08:50 JPY 日銀主な意見公表
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインGDP
16:00 TRY トルコ貿易収支
17:30 GBP GDP
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:30 CAD カナダGDP
21:00 USD PCEデフレーター
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:30 CAD 企業景況感
6月29日(土曜日)
G20首脳会談(大阪)
米中首脳会談
日露首脳会談
英仏独中ロとイラン核合意存続に向け協議(ウィーン)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:20 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
11:30 米中首脳会談