金融政策発表ラッシュ終了! 次のマーケットの関心は? ~9月20日の注目点とイベントスケジュール~

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2019年9月20日

金融政策発表ラッシュ終了! 次のマーケットの関心は? ~9月20日の注目点とイベントスケジュール~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

FOMC・日銀・スイス・英中銀など、主要中銀の政策発表ラッシュが終了しました。 特にサプライズというものはなく、小動きとなっています。 この内容を織り込みながら、マーケットは次のテーマに注目点を移していくのではないかと思います。

 

8月は米中関税などのリスクオフが注目でした。 9月に入りリスクオフが後退したことで、注目は金融政策に移っていました。 その金融政策発表が終わったことで、次はまた、リスク要因に移るのではないかと思っています。

 

米中協議・貿易戦争、英国合意なき離脱、中東リスク、香港民主化デモなどが、マーケットの中心になってくるのではないかと思います。

 

目次

◎本日の注目点

 

1)英国離脱案

 

今朝、ユンケル欧州委員長からアイルランド国境問題、バックストップ案に関する発言がありました。 バックストップ案削除の可能性、10月末までの合意の可能性について触れたことでポンドは大きく買われています。

 

欧州要人の合意なき離脱にならないように、英国に対し緩和的な姿勢になってきているように感じます。 このような発言が続くようならばポンドが上昇するのではないかと思われます。

また、反対に期待感で上昇しているポンドは、合意なき離脱に関する発言で急落する可能性もあります。

 

欧州・英国の要人発言に要注目です。

 

 

 

2)米中次官級通商協議

 

昨日から通商協議が進んでいます。 「合意」や「暫定合意」に向けて進んでいるかと思いきや、香港紙サウスチャイナモーニングポスト電子版が米高官の話として「トランプ米大統領は中国との貿易協定が迅速に合意されない場合、貿易摩擦を激化する用意がある。低水準の対中制裁関税を50%や100%に引き上げる可能性もある」と報じています。

 

先日のFOMCが、トランプ大統領の思った内容と違うことから、サウスチャイナモーニングポストの記事も無視できないかなぁと思ってしまいます。 合意、署名が済むまでは油断できないと思います。

再度のリスクオフに要注意です。

 

 

 

3)その他リスク要因

 

・日韓関係

・香港デモ

・中東リスク

・北朝鮮ミサイル問題

 

中東リスクでは昨日、イラン制裁を48時間以内に課すとトランプ大統領はいっています。 その内容がいつ発表されるか注目です。

※トランプ大統領は商いの薄い時間を、あえて狙って発言する傾向があります。 NYクローズ~欧州オープンくらいまでは要注意、また、週末・連休前なのでNYクローズ後は要注意です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月20日(金曜日)

 

米中次官級通商協議

 

08:30 JPY CPI(消費者物価指数)

18:00 EUR リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁発言

21:15 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

21:30 CAD カナダ小売売上高

23:00 EUR 消費者信頼感指数

 

 

9月21日(土曜日)

 

00:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言

00:20 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁

02:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

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