CPI(消費者物価指数)を翌日に控えて様子見ムード!? 「4月9日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > CPI(消費者物価指数)を翌日に控えて様子見ムード!? 「4月9日の注目点とイベントスケジュール」

2024年4月9日

CPI(消費者物価指数)を翌日に控えて様子見ムード!? 「4月9日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米金利の上昇により円売り・ドル買いが進みドル円は一時151.94円を記録しました。

 

明日に米CPI(消費者物価指数)やNZ/カナダの金融政策発表、FOMC議事要旨を控えて全体的に様子見ムードが強い1日でした。

 

本日も昨日同様に様子見ムードが強い1日になるのではないかと思います。

介入に関する要人発言にだけは注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)要人発言

 

欧州やカナダは今週政策発表を控えていることから発言はありませんが、米国や日本の発言には注目したいと思います。

 

FRBは年内利下げ回数が3回と予想されており、利下げ期待が後退し年内2回、もしくは1回の利下げになるのではないかと注目されています。

また、11月には大統領選挙も控えており、選挙期間中の利下げの実施などにも注目が集まっています。

 

ECBは6月の利下げが既定路線となりつつあります。

今週のECB理事会で据え置きが発表され、6月に向けて利下げのヒントが出てこないか注目です。

 

英中銀は先日の金融政策発表で利上げ支持はいなくなり、ベイリーBOE総裁は利下げについて前向きな発言が出てきており、利下げ期待が高まっています。

利下げに関する発言が今後増えてくるのか、ハト派スタンスが強くなるのか注目されています。

 

スイス中銀はサプライズの利下げを発表し、追加利下げが出てこないか注目されています。

また、スイスはフラン高に対する介入などの発言にも注目しておきたいと思います。

 

最後に日本は円安が進み、152円が強く意識されています。

先週はドル円が一時2022年高値151.95円を超えて、151.97円と1990年以来のドル高円安水準を記録したことで、財務省・金融庁・日銀による3者会合が開催され介入警戒がMAXに近づいてきています。

残るはレートチェックや介入準備などの発言を残すのみとなっており、本日も介入に関する発言やレートチェックが入らないかに注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

2)金融政策

 

RBNZ理事会

注目度:高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:NZドルの上値重い

ポイント:声明文からタカ派な内容が削除されるのか

 

RBNZは前回の理事会で「市場予想より高い水準で金利を維持する必要となる可能性」を示唆したほか、「利下げではなく、利上げを議論した」と発言しています。

隣のRBAがタカ派色を削除し、中立スタンスになったことから、RBNZもタカ派な内容を削除するのではないかと注目を集めています。

声明文の内容からタカ派な内容が削除された場合はNZドル売りが進む可能性があるのではないかと注目しています。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

4月9日(火曜日)

 

09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数

21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)

 

 

4月10日(水曜日)

 

01:30 CHF シュレーゲルSNB副総裁発言

02:00 USD 米3年債入札

11:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表

12:00 NZD オアRBNZ総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND