2023年7月27日
ECB理事会と米GDP速報値に注目! 「7月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目のFOMCで市場予想を通り0.25%の利上げを発表し、声明文や記者会見でも年内追加利上げの可能性を示唆しました。
ただ、マーケットはデータ次第で追加利上げの可能性を、データ次第で利上げしない可能性と受け止め、金利は低下しドル売りが進みました。
本日は金融政策発表ラッシュ第2弾のECB理事会です。
また、ECBの政策発表と記者会見の間に米GDP速報値も発表されるので、大きな値動きになる可能性があるので注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
ECB理事会
注目度:かなり高い
織り込み度:0.25%利上げを織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:年内利上げ回数と次回利上げの可能性
ECB理事会の中でもタカ派の理事が少しづつハト派発言に変わってきており、そろそろECBの利上げサイクルの終了が近いのではないかと注目しています。
9月以降あと何回の利上げを見通しているのか、利上げ終了時期はいつ頃を見通しているのか、声明文や記者会見から確認したいと思います。
7月利上げと9月利上げの2回で利上げ終了となるようであればユーロ売りが進むのではないかと思っています。
もしくは9月の利上げは見送り、必要であれば11月や12月で追加利上げとなるのであれば、その先に追加利上げがあるのかに注目です。
追加利上げがあるようであればユーロ買いが進む可能性があるので注目しています。
2)経済指標
米GDP(速報値)
米国はハイペースの利上げで景気後退が懸念されていましたが、今まで出てきている経済指標では根強い経済結果となっています。
今回のGDPは4~6月期の速報値です。
利上げ停止に注目が集まる中で、GDPが市場予想を下回るようであれば利上げ停止の可能性が高まるのではないかと注目しています。
また、速報値なので市場予想と結果が乖離しやすいので大きな値動きに繋がる可能性が高いので要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月27日(木曜日)
21:15 EUR ECB理事会政策金利・声明文発表
21:30 USD 米GDP(速報値)・失業保険申請件数・耐久財受注
21:45 EUR ラガルドECB総裁記者会見
23:00 USD 米住宅販売保留
7月28日(金曜日)
02:00 USD 米7年債入札