2020年7月17日
EU首脳会談でコロナ復興基金は成立できるのか!? 「7月17日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はECB理事会が開催されましたが、予想通り据え置き。
記者会見でも特段注目されるような発言はなく、無風で通過しました。
本日のEU首脳会談に注目が集まり、様子見姿勢が強かったのかもしれません。
またコロナ感染者数では、東京で200人を超える感染者数、大阪や神奈川など都市部で感染者数が出てきています。
検査数が増えたからだと思うのですが、マーケットの注目がコロナワクチンや感染者数に集まっているだけに、ネガティブな数字が出てくると株価の反応が気になります。
目次
◎本日の注目点
1)EU首脳会議
本日より2日間、臨時EU首脳会談(サミット)が開催され、注目はコロナ復興基金が成立できるかに集まっています。
ポイントは以下の3点
・コロナ復興基金が成立できるか
復興基金に反対しているオーストリア・オランダ・スウェーデン・デンマークの4カ国を説得して、コロナ復興基金を成立させることが出来るのか!?
また、成立できなかった場合には、どこが反対したのかに注目です。
・コロナ復興基金の予算額
返済の必要のない支援金5000億ユーロ、返済の必要な融資金2500億ユーロ、合計7500億ユーロを予定しており、満額成立できるのかに注目が集まります。
反対している国は、返済の必要のない5000億ユーロに反対し、全額返済が必要な融資金にすべきと主張しています。
どこまで返済の必要のない支援金を獲得することが出来るかがポイントです。
・次回首脳会議
コロナ復興基金の成立時期として夏休み前を目標としていることから、今回の首脳会談が最後のチャンスとなっています。
ただ、現在の状況では成立する確率は50%、もしかするともう少し低いのかもしれません。
今回成立できなかった場合、来週・再来週に臨時首脳会談を開催できるのか!?
それとも成立できなかった場合は、夏休み後の話し合いになるのか!?
首脳会談の日程も注目です。
2)リスク要因
香港・中国問題を中心にリスクオフ要因が潜んでいる状況です。
週末に問題に火が着き、週明け窓を開けてスタートしないか注意が必要です。
また、コロナウイルスの感染者数の拡大、感染拡大による外出規制や営業規制などが広がらないかにも要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
7月17日(金曜日)
臨時EU首脳会談(コロナ復興基金)
15:00 GBP 英小売売上高
17:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
19:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
21:30 USD 米建設許可件数
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
7月18日(土曜日)
臨時EU首脳会談(コロナ復興基金)
G20財務相・中央銀行総裁会議
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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