2021年2月17日
FOMCや経済指標で米金利はどう動く? 「2月17日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は月曜に続き円安が大きく進み、日経平均は急騰し一時600円高を超える30714円を付けるなど急伸しています。
日本は米国(ファイザー社)と英国(アストラゼネカ社)からワクチンを購入するので、ワクチン代金支払いの円売りポンド買いドル買いが進んでいるのではないかと噂されています。
実際にどのくらいの規模の円売りがあるのか、今のタイミングで円売りをしているのかは分かりませんが、噂が円売りを進めている可能性はあると思われます。
米金利の上昇によるドル高も相まって、ドル円は急騰し106円台に突入しています。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
先日の声明文では早期のテーパリングを否定し、長期の緩和と低金利を発表しました。
ただ、それでも早期のテーパリング論の期待感は残っていると思われ、議事要旨でテーパリングについて触れられていないか注目されている。
また、バイデン政権が進める追加経済対策案について、どのように触れられているかも注目です。
あらためてハト派姿勢が強調されるような内容であればドル安が進む可能性があり、逆にテーパリングについて触れられていたりするとドル高が進む可能性があると予想しています。
FOMCの発表を受けて、米金利がどのように動くかにも注意しておきたい。
2)経済指標
本日は米国では小売売上高、英国とカナダではCPI(消費者物価指数)が発表されます。
なかでも米国の小売売上高の発表に注目していて、米金利をどこまで動かすかに注目です。
小売りが予想を上回る結果となれば米金利の上昇に繋がり、ドル高に動くのではないかと思われます。
また、明日午前には豪雇用統計が予定されています。
現在の豪州指標の中で最も重要な指標、RBAが最も重要視している指標ではないかと見ています。
特に失業率に注目で、予想を上回る改善を見せるようであれば、早期のテーパリング論が再燃し、豪ドル高が進むのではないかと注目しています。
3)米金利
昨日のNY市場では米金利は1.3%を超えて上昇しています。
米金利の上昇につられドル買いが進み、ドル円は106円台にのせました。
現在のマーケットはドルが注目され、ドルの動きは金利に左右されているのではないかと注目しています。
本日は経済指標以外にも20年債入札があり、金利が動く可能性があります。
FOMC議事要旨でも動く可能性があります。
NY市場に入り、米金利が動くタイミングが多くあるので、米金利の動向に注目しながら、ドルの方向性を見ていきたいと思います。
また、このまま一方行に金利上昇とはいかないと思っています。
どこかのタイミングで、米金利高、米金利上昇について要人発言が出てくるのではないかと思っています。
要人発言があるときには、金利について発言がないか注意して見ておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月17日(水曜日)
中国市場休場(春節)
10:00 AUD ケントRBA総裁補佐発言
16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
22:30 USD 米小売売上高
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:15 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言
2月18日(木曜日)
01:00 GBP ラムスデンBOE副総裁発言
03:00 USD 米20年債入札
04:00 USD FOMC議事要旨
09:30 AUD 豪雇用統計、失業率
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