FOMC議事要旨やRBNZ理事会に注目! 「2月22日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年2月22日

FOMC議事要旨やRBNZ理事会に注目! 「2月22日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日、フランス・ドイツ・ユーロ圏の製造業・サービス業・総合PMI(速報値)は強弱入り混じる結果でしたが、総合指数が予想を上回ったことと、ラガルドECB総裁が次回0.5%利上げを再度強調したことでユーロは上昇しました。

 

英国は製造業・サービス業・総合PMI(速報値)が全て予想を上回り、好不況の分岐点の50を全て上回ったことから、3月英中銀での追加利上げ期待が高まりポンドは急騰しています。

 

米国の製造業・サービス業・総合PMI(速報値)も全て予想を上回り、6月の利上げ期待が上昇したことで金利が上昇、ドル買いが進み株価は大きく下落しています。

 

本日はRBNZ理事会やFOMC議事要旨の発表があるので金融政策に注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

RBNZ理事会

 

注目度:高い

織り込み度:0.5%利上げを8割織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:声明文・利上げペース

 

RBNZはハイペースで利上げを進めており、今回も0.5%の利上げを進めるのではないかと予想されています。

注目は次回以降の利上げペースについてです。

利上げペースを0.25%に落とすのか、そろそろ利上げを停止するのか、それともハイペースで利上げを続けるのか、今後の利上げについて声明文の内容と記者会見に注目です。

 

 

 

FOMC議事要旨

FRBのターミナルレート(利上げの最終水準)に注目が集まっています。

2月のFOMCでは0.25%利上げ実施していますが、利上げのペースについてどのような議論がされたのか注目。

また、ターミナルレート(利上げの最終水準)についてどのような議論がされたのか、議事要旨の内容に注目です。

 

 

 

 

2)要人発言

 

FRB

12月のFOMCでドットチャートからFRBのターミナルレート(利上げの最終水準)は5.1%と予想されています。

2月FOMCの利上げでFRBの金利は4.75%となっており、あと2回の利上げでターミナルレート(利上げの最終水準)に達します。

あと2回の利上げを実施したあとは利上げを停止するのか、それとも利上げ回数は1回なのかなど、利上げ終了に関してどのような発言をするのか要人発言に注目です。

米1月CPI(消費者物価指数)の結果は予想を上回るもので、根強いインフレ高を示しています。

FRBが最も重要視しているPCEデフレーターなどを受けて発言に変化があるのかにも注目です。

 

 

 

ECB

ECBは先日の理事会で3月の0.5%利上げを示唆しており、5月以降は0.50%かもしれないし0.25%かもしれないとしています。

ターミナルレート(利上げの最終水準)は3.7%程度が予想されています。

2月の製造業・サービス業・総合PMI(速報値)はフランス・ドイツ・ユーロ圏と総合指数が予想を上回り、景気の底堅さが見えています。

ECB要人発言から、5月以降の利上げペースやターミナルレート(利上げの最終水準)についてどのような発言が出てくるのか注目です。

 

 

 

BOE

英中銀は先日の金融政策発表で「インフレがピークに達した可能性があると指摘した一方で、一段のインフレ圧力にも強い警戒感を示している」とインフレに注目しています。

雇用統計では人手不足が確認でき、予想以上の賃金上昇が確認できています。

予想以上の賃金は人件費高騰で物価高に繋がるため、CPI(消費者物価指数)は予想を上回るのかと思われましたが、結果は予想を下回りました。

CPI(消費者物価指数)の下振れを受けて英中銀要人がどのような発言をするのか注目です。

インフレ後退について発言が出てくるようであれば利上げペースが後退、逆にインフレ警戒感などの発言が出てくるようであれば利上げペースが進むのではないかと注目しています。

また、2月製造業・サービス業・総合PMI(速報値)が全て予想を上回り、景気の強さが見えています。

強い景況感を受けて追加利上げの期待も高まっていることから、要人発言に注目が集まっています。

 

 

 

日銀

政府は次期日銀総裁に植田氏を指名しています。

24日の9時30分からは、衆議院で次期日銀総裁候補の植田元日銀審議委員に対する所信聴取と質疑が行われます。

植田元日銀審議委員がYCC(イールドカーブ・コントロール)の調整や撤廃という発言が出てくるようであれば円高が進むのではないかと思います。

今後の日銀について、ハト派姿勢なのか、タカ派姿勢なのか、質疑の内容に注目です。

また、今週は日本のCPI(消費者物価指数)が発表されるので、結果を受けて発言の内容に変化が出てくるのかにも注目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

2月22日(水曜日)

 

09:30 AUD 豪四半期賃金指数

10:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文

11:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見

16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)

 

 

2月23日(木曜日)

 

東京市場休場(天皇誕生日)

G20財務相・中央銀行総裁会議(インド・ベンガルール)

 

03:00 USD 米5年債入札

04:00 USD FOMC議事要旨(2月1日分)

08:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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