2019年10月4日
ISM・ADPと予想を下回る! 本日の雇用統計は!? ~10月4日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目されていたISM非製造業景況指数が予想を下回ったことで、ドル円は大きく下落し106.50円まで円高が進みました。 その後は株価が戻したこともあり107円手前まで戻しています。
その他、最近気のなるのが、欧州時間に入るとフランが売られるということ。 SNB(スイス国立銀行)が、フラン売り介入でもしてんじゃないかなと思えてしまいます。 昨日のフラン売りは、特に激しかったように思えます。
また、本日10月4日は「投資の日」だそうです…
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
今週は、ISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、ADP雇用統計と相次いで予想を下回っています。 昨日のISM非製造業景況指数の弱い結果を受け、10月利下げの織り込み度は90%を超えています。 さらに年内2回の利下げの可能性も出てきています。
本日発表の雇用統計は、利下げ判断に重要な材料となります。 雇用者数は重要ですが、景気後退局面になってくると失業率も上がってくるので、失業率の推移にも注目です。
雇用者数予想:14万人
失業率:3.7%(9月:3.7%、 8月:3.7%、 7月:3.7%、 6月:3.6%)
あとは、雇用者数・失業率・平均時給で、最近は平均時給に引っ張られていましたが、そろそろ変わってきそうな気がします。 上記のように失業率などに変わっていくのではないかと思っています。 発表後、どの数字に反応しているのかも注目したいと思っています。
2)米朝会談
米朝会談に向け、北朝鮮交渉団はスウェーデン入りしています。 4日に非公式会合、5日に米朝実務協議が予定されています。
昨日のSLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)を受けて交渉を続けるのか!? 米朝関係をどのように進めていくのか!? 注目です。
また、SLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)に関しては、英・仏・独が国連安保理の非公式会合開催を要求しています。 北朝鮮と交渉していこうとする姿勢と、安保理決議違反で制裁を課すかもしれない姿勢と、相反する姿勢になるかもしれない状況を米国がどのように対処するのかも注目です。
3)その他リスク要因
・英離脱案問題
・中東問題
・日韓関係
・トルコ情勢
・北朝鮮ミサイル問題
・米中貿易戦争
・香港デモ
・トランプ弾劾問題
・ドル高懸念
特に離脱案問題や米中関係、香港デモなどは、週末に何か出てこないか!? 窓開けする可能性があるので要注意です。
あと、今週の米重要指標の後にはトランプツイートが出てきています。 トランプ大統領も注目しているようです。 本日の雇用統計の後にはパウエルFRB議長の発言もあります。 気に入らなければトランプ砲が発動する可能性にも要注意です!
◎本日のイベントスケジュール
10月4日(金曜日)
中国国慶節(建国70年)
07:45 USD クラリダFRB副議長発言
10:30 AUD 小売売上高
11:00 AUD エリスRBA総裁補佐発言
20:25 EUR デギントスECB副総裁発言
21:30 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給・貿易収支
21:30 CAD 貿易収支
23:00 CAD IveyPMI
23:25 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
10月5日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD パウエルFRB議長発言
04:45 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
10月6日(日曜日)
豪州サマータイム入り
ポルトガル総選挙