NFP雇用統計に注目! 「2月2日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年2月2日

NFP雇用統計に注目! 「2月2日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は英中銀の金融政策が発表されました。

結果は据え置きで市場予想通りでしたが、注目していた投票配分がサプライズの2:6:1という結果になりました。

市場予想は利上げ2票・据え置き7票でしたが、据え置き支持の1人が利下げに1票投じました。

また、同時に発表されたインフレーションレポートでは、インフレ見通しと金利見通しが下方修正されました。

 

NY市場では中東の衛星テレビ局アルジャジーラが「イスラエルが停戦提案に同意と表明」と報じたことで原油価格が急落。

ただ、その後すぐにアルジャジーラは「イスラエルが停戦提案に同意」とのツイートを削除しています。

 

本日は注目のNFP雇用統計が発表されるので注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

NFP雇用統計

物価が落ち着き始めている米国で、利下げの判断は雇用市場に移ってきていると思います。

以前までは物価に注目していたため雇用コストである平均時給に注目していましたが、今回は雇用市場の緩みを確認するため雇用者数や失業率に注目しておきたいと思います。

特に失業率に注目して悪化傾向にあるのか、それとも横ばいなのか注目しています。

失業率が悪化傾向であれば利下げ期待に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

2)要人発言

 

先週、今週と金融政策発表が続き、ブラックアウト期間が終了したことで要人発言が出てきます。

欧米英は金融政策発表後の発言で、声明文や記者会見と違う内容が出てこないか注目です。

また、利下げ時期のヒントに繋がる発言や、利下げに前向きな発言が出てこないか注目しておきたいと思います。

日本は金融正常化に関する発言、介入に関する発言に注目です。

特にドル円150円が近付くと口先介入が出始めます。

レベル感と併せて注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

3)リスク要因

 

米国では昨年のSVB銀行不安を連想させる銀行不安が広がっています。

金融持ち株会社NYCB(=NYコミュニティ・バンコープ)は昨年10∼12月決算が予想外の赤字となり、配当を引き下げたと報道され株価は一時46%安と、上場来最大の値下がりを記録したことからリスクオフが進んでいます。

31日に続き1日の株式市場でも一時15%下落し、2000年以来の安値を付けています。

どこまでリスクオフが拡大・継続するのか、米株市場に注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

2月2日(金曜日)

 

17:30 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言

21:15 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

 

 

2月3日(土曜日)

 

00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)・期待インフレ率

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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