2022年10月4日
RBA理事会に注目! 「10月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、英国ではクワーテング英財務相が減税案を撤回しポンドが上昇しています。
また、ISM製造業景況指数は予想を下回り、米金利は低下し、米ドルが売られました。
本日早朝には北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、5年ぶりに日本上空を超えて太平洋に着水しました。
本日はRBA理事会が開催され、その他は要人発言とリスク要因に注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:やや高い
織り込み度:0.5%利上げを織り込み済み
バイアス:豪ドルやや売り圧力が強い
ポイント:今後の利上げペース(声明文のタカ派姿勢)
RBAは今回も0.5%利上げを進めると予想されています。
注目は声明文がタカ派に変わっているのか、ハト派に変わっているのかです。
そろそろハト派に変わってくるのではないかと注目しており、前回と比べてハト派になっていた場合は豪ドル売りが加速するのではないかと注目しています。
2)リスク要因
ロシア・ウクライナ情勢
ロシアはウクライナ東部4州をロシアとして併合してしまいました。
東部4州の併合を欧米諸国は当然批判し、トルコなども併合を批判しています。
欧米などは併合をキッカケに、さらにロシアへの制裁を強化すると思われます。
今後ロシアがどのような行動に出てくるのか、ロシアは東部4州への攻撃はロシアへの攻撃とみなすと言っているので、東部4州へ攻撃した場合ロシアがどのような反撃をしてくるのか注目です。
ロシアの動き次第では再度リスクオフが大きく進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
欧州リスク
欧州にはエネルギー問題・食糧問題・イタリア問題・英国との関係など多くの問題を抱えています。
なかでもロシアからの天然ガス供給パイプライン「ノルドストリーム」の停止は欧州のエネルギー価格高騰に繋がっています。
パイプラインに損傷があり天然ガスが漏れているとの報道で、原因はロシアによるものではないかと言われています。
また、ガス供給のガスプロムはイタリア向けの供給を停止するとの報道も出ており、欧州のエネルギー事情はさらに苦しくなってきています。
イタリアでは総選挙で右派連合が政権をとっており、EUとの結束に不安が出てきています。
英国リスク
昨日、 クワーテング英財務相「45%の最高税率の計画は進めない」と減税政策を撤回し方針転換、ポンドは上昇しています。
財政赤字や物価高など英国の問題は変わっておらず、ポンドがどこまで上昇するのか不透明、再度違う政策を発表しポンドが急落する可能性もあります。
英国の保守党党大会は明日まで開催されており、発言でポンドが動く可能性があるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
10月4日(火曜日)
12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
21:30 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
22:00 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
22:15 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
10月5日(水曜日)
00:00 EUR ラガルドECB総裁発言
02:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言