RBA理事会に注目! 「5月2日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年5月2日

RBA理事会に注目! 「5月2日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は先週の日銀金融政策決定会合で緩和維持したことによる円安が継続しました。

 

ISM製造業景況指数は市場予想を上回り、前回値よりも改善していることから景気改善傾向が見えてくる結果となりました。

発表後はドル買いが進みドル円は一時137.54円と3月9日以来の高値を更新しました。

 

欧州市場は休場の中で今週のECB理事会で追加利上げの期待感からユーロ買いが進み、ユーロ円は一時150.96円と2008年9月以来およそ14年8カ月ぶりの高値を更新しています。

 

本日はRBA理事会の発表と、雇用統計の直前データとして注目されているJOLT求人件数に注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

RBA理事会

注目度:やや高い

織り込み度:据え置きを8割織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:利上げ幅と今後の見通し

 

RBAは4月の理事会で据え置きを発表し、5月の理事会でも据え置きを発表すると予想されています。

4月会合の議事要旨では「今後の理事会で、金融政策を引き締める必要がある可能性を明確にすることが重要」との見解が示されていただけに追加利上げの可能性はゼロではないが、インフレ低下や金融危機の影響もあり、再び引き締めとなる可能性は低いと思っています。

それでも、声明文で追加利上げの可能性が残るような内容であれば豪ドルが底堅くなる可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

2)経済指標

 

JOLT求人件数

米国の求人情報であるJOLT求人件数は労働市場の分析データの1つとして注目されています。

米国では人手不足を要因として人件費が高騰、物価高のの要因となっています。

労働市場がどの程度逼迫しているのか、市場予想を上回るのか下回るのか、結果に注目です。

 

 

 

3)リスク要因

 

SVB破綻に始まった金融不安ですが、一旦は落ち着きを取り戻したように見えましたが、先週にファーストリパブリック銀行の決算報告をキッカケに同行の資金流出が発覚。

その後も資金流出が継続し、株価も下落が止まらない状況となり、週末にファーストリパブリック銀行の破綻が報じられています。

ファーストリパブリック銀行に関してはJPモルガンから買収との報道がありリスクは後退していますが、他の銀行に飛び火しないか、FRBによる銀行規制強化が進むことで中小の銀行が経営不振になり、連鎖破綻などにならないか注目です。

また、米国では債務上限問題が再浮上しています。

債務上限に関する法案が上院議会で承認されるのか注目です。

銀行不安や債務上限問題がリスク要因として認識された場合はリスクオフが進む可能性があるので要注意です。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

5月2日(火曜日)

 

中国市場休場(メーデー)

 

13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表

16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)

17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)

20:20 AUD ロウRBA総裁発言

23:00 USD JOLT求人件数

 

 

5月3日(水曜日)

 

07:45 NZD NZ雇用統計・失業率

08:00 NZD オアRBNZ総裁発言

10:30 AUD 豪小売売上高

13:55 AUD エリスRBA総裁補佐発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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