2022年11月1日
RBA理事会はタカ派になるか、ハト派維持か!? 「11月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週発表された日銀金融政策決定会合で、ハト派姿勢を維持したことを受けて円安が継続しています。
また、FRBの引き締めペース鈍化を報じたWSJが、ターミナルレート(利上げの終了水準)が引き上げられるのではないかとのタカ派報道したことで、米金利が上昇してドル買いが優勢となっています。
本日はRBA理事会にISM製造業景況指数などが予定されていますが、FOMCを前に様子見ムードが高まる可能性があるのはないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:やや高い
織り込み度:0.25%利上げを7~8割織り込み済み
バイアス:豪ドルの上値は重い
ポイント:RBAの政策スタンス
RBAは前回の理事会で市場予想より低
RBAのターミナルレート(利上げの終了水準)は低下するとの見方から、豪金利は低下し豪ドルは売られています。
ただ、先日発表された7-9月期の豪CPI(消費者物価指数)は前年比で+6.1%(4~6月期)+7.0%(市場予想)などを上振れ+7.3%となり、32年ぶり
タカ派に変更された場合は豪金利は上昇し、豪ドル買いが進むのではないかと思っています。
2)経済指標
ISM製造業景況指数
FRBによるハイペースの利上げによる景気後退が懸念されています。
ISM製造業景況指数の結果が予想を上回った場合は米国景気の底堅さが確認され、利上げの追い風になるのではないかと思います。
また、好不況の分岐点である「50」を上回るか、それとも下回るのかにも注目です。
NZ雇用統計・失業率
ニュージーランドでは利上げが続き、景気後退の懸念が高まっています。
景気後退による失業者や雇用にどこまで影響が出てきているのか注目です。
お隣オーストラリアは先月の理事会で予想を下回る利上げ幅を発表し、引き締めペースを鈍化させています。
ニュージーランドも雇用が悪化し景気後退が見えてきた場合は、今後の引き締めペース鈍化観測に繋がるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
11月1日(火曜日)
10:45 CNY 財新製造業PMI
12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
18:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数
11月2日(水曜日)
06:45 NZD NZ雇用統計・失業率
07:00 NZD オアRBNZ総裁発言
07:30 CAD マックレムBOC総裁発言