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アイルランド国境問題 ~Brexit交渉の最難関~

  Brexit交渉も大詰めとなっていますが、やはり最大の注目点はアイルランドの国境をどうするか!? EU側と英国側、英国内でも中央政府と北アイルランドと、それぞれの思惑が交錯してまとまらない状況です。   まず、下の地図①が英国とアイルランドです。   英国は大きく分けて、4つの地区に分かれます。 右側の島、上からスコットランドイングランドウェールズです。 左側の島、上部の北アイルランドです。   また、左側の島にはアイルランド共和国があります。 アイルランド共和国は、EU加盟国です。   これを踏まえて、今回の問題ですが、英国とアイルランド共和国の国境の位置です。 右側の島が英国、左側がアイルランド共和国となっていれば簡単だったのですが、、、 北アイルランドが英国領ということで、国境の位置がアイルランド島の中にあることです。     地図①     英国側も、EU側も、アイルランド共和国、北アイルランド、ともにハードボーダー(物理的な国境)は望んでいません。    では、何が問題なのか?   現在は英国もEUに加盟しているので、人・物・サービスが自由に行き来出来ます。  英国がEUから離脱すると人・物・サービスの行き来をどうするか!?  ということです。   英国は人の行き来を管理したい。 移民や難民を管理して、あまり入れたくない。 ただ、物・サービスの移動の自由は欲しい。 これに対し、EU側はそんな良いとこどりは許せない。 なので、人を管理するなら、物・サービスの管理もする。 というように、何をどこまで管理するのか? が問題となっています。   さらに問題なのが、どこで管理するのか?   当然、英国がEUから離脱ということなので、下記の地図②のように国境のところで管理をするという案です。      地図②   上記のやり方だと技術的や法律(ベルファスト合意など)が難しいので、下記の地図③のように海上で管理をするやり方が浮上しています。   海上で管理となると、北アイルランドだけは特別扱いとなっています。 北アイルランドとアイルランド共和国の間にはベルファスト合意というものがあります。 この合意の事を考えると下記の地図③のやり方がいいのではないかと思うのですが、、、 北アイルランドだけEUに残るような形になってしまいます。  これを英国はとても嫌います。 もし仮にこれを認めてしまうと、今度はスコットランドが特別扱いを求めてくる。 もしくは、再度英国からの独立、スコットランドだけEU残留なんてことを言い出しかねないからです。 ※ベルファスト合意については別でまとめたいと思います。     地図③   細かいことを書き出すときりがないので、簡単に概要や思惑だけ書き出しました。  ベルファスト合意は、長い歴史の中で出来た合意です。 そこには政治や宗教など多くの思惑があります。 これに加えて、EUや英国などの政治や思惑などが絡み、管理の技術などを考えると、合意に至るためにはいくら時間があっても足りません。   10月18日までに合意出来ればよいですが、最悪臨時のEU首脳会談(11月中旬)までに合意出来なければ白紙離脱(合意なき離脱)の可能性も出てきます。 合意できたとしても、内容次第では周囲への影響も、出てくる可能性があります。 Brexit交渉最大の注目点、アイルランド国境問題に要注目です。    

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岡ちゃんマン

岡ちゃんマン
福岡県出身1980年生まれ。 若いころは、植木職人として修業。根っからの職人気質。体調を崩し、自宅でPCだけでもできるビジネスを探していたところ2009年にFXと出会う。FXの様々な経験から、導き出したのが「独自のファンダメンタルズトレード」現在は、自宅でFXをしながら、悠々自適な生活を送る。当ブログでは日々の「トレード戦略」「ファンダメンタルズ解説」の記事を執筆

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川ちゃん

川ちゃん
1975年生まれ。21歳の時、大学在学中に会社を設立。24歳の時にはすでに年商約5億円にまで会社を成長させる。その後、経営のかたわら経済の勉強をしていく中、金融業界の影響の大きさに気づき、2006年から資産運用を始め経営者から投資家に転身する。現在は「いにしえトレード戦略責任者」として、ここ数年に渡り年間5000万円から1億円を稼ぎ続けている楽しいことが大好きで、トレード仲間と食事をしたり、旅行に行くのが趣味のちょっぴり寂しがり屋。今までFXを趣味で教えてきた人数は6年間でおよそ500人にも及ぶ。ここ数年、「億トレ」の実績を出してきたので、「稼ぐ為の考え方」を多くの方に伝えることを使命としている。

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上田

上田
若いころは、料理人として活躍。スペインで富豪宅のお抱えコックやパリのリッツホテルに勤務。日本とユーロを行き来することで為替差益の面白さに気づく。帰国後飲食店・カルチャースクール経営お酒大好きでソムリエ資格保有。 2013年、投資の世界に足を踏み入れるしかしながら、中々思うような結果が出ず、岡ちゃんマンに弟子入り。現在、アシスタントとして奮闘中。 トレードスタイルは、押し目買い戻り売りの順張り派。 トレーダーの考えをできるだけ、初心者にも分かるように書いていきたいです。

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