2022年2月11日
臨時FOMCに警戒?? 「2月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、注目されていた米CPI(消費者物価指数)が発表され、予想を上回る結果が出てきたことから米金利は上昇しました。
また、日銀は14日に指値オペを実施すると通告したことで円安が進み、ドル円は一時116.30円を超えて上昇しています。
本日も指値オペを警戒した日本の金利安と円安、FRBの利上げを警戒した米金利高とドル高がマーケットの中心になるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)米金利
米金利が大きく上昇していることから、米金利に注目が集まっています。
また、昨日のCPI(消費者物価指数)の結果を受けて、FRBが臨時FOMCで利上げをするのではないかとの噂も出始めています。
本日発表のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)の結果で金利が上昇するのかに注目です。
特に金融政策観測に大きく影響される2年債に注目、2年債が急騰するようであれば臨時FOMCの噂も進むのではないかと注目しています。
2)リスク要因
緊急FOMC
ボルカー第12代FRB議長は、1979年10月6日(
上記のようにミシガン大学消費者信頼感指数の結果から金利が上昇するようであれば、土曜に米連邦準備理事会(FRB)の緊急利上げの可能性が出てくるのではないかと警戒しています。
東欧・中東リスク
中東ではアラブ首長国連邦(UAE)でドローン攻撃が続いており、地政学リスクが高くなってきています。
また、イスラム国の指導者を襲撃したと米国が発表するなど中東リスクが高くなっていて、中東リスクの高まりは原油価格の上昇要因となっています。
東欧はウクライナに対するロシア進攻が進んでいます。
ロシアと中国は近づき、西側諸国はロシアと中国を批判、対立は激しくなってきています。
ロシアは欧州に対しガス供給を停止する可能性があり、欧州のガス価格が上昇しています。
米国や欧州はロシア以外からのガス供給策を調整している状況です。
米国はロシアをSWIFT(国際送金のネットワークシステム)から外す制裁を検討しているようです。
SWIFTから外されると国際送金・決済がほとんどできなくなり、資源の輸出が難しくなります。
また、米軍をウクライナに派遣するなど、緊迫した状況となっています。
週末に地政学リスクが進み、週明けに窓を開ける可能性があるのでポジション調整はしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月11日(金曜日)
東京市場休場(建国記念日)
16:00 GBP 英四半期GDP(10~12月期)(速報値)
17:05 EUR エルダーソンECB専務理事発言
2月12日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(予想:67.5
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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