2021年10月28日
ECB理事会に注目、日銀は無風通過!? 「10月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は原油安や銅やプラチナなど資源安が進み、資源価格と相関が高くなっている円が買われる展開となりました。
原油安が加速した要因の一つに、イランが11月末に核合意に復帰すると欧州と合意したとの報道があります。
イランが核合意に戻ることで、イランの原油増産期待に繋がり、供給が増えることで原油価格の押し下げ効果になったのではないかと言われています。
その他の下落要因については、月末要因として調整が入ったのではないかと言われています。
本日も月末要因が強く出てくる可能性があるので注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)ECB理事会
注目度:高い
織り込み度:現状維持を7割、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の減額3割
バイアス:特になし
ポイント:PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の減額と12月の見通し
前回の理事会でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の減額(調整)を発表していることから、今回は現状維持となるのではないかと予想されています。
また、12月の理事会でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しをすると見られていることからヒント探しがポイントとなりそう。
緩和策継続や新たな緩和策が出てきそうな内容であればユーロ売り、緩和終了に向けて進むようであればユーロ買いで反応するのではないかと思います。
声明文や記者会見に注目です。
2)日銀金融政策決定会合
注目度:低い
織り込み度:現状維持を織り込み済み
バイアス:円安トレンド
ポイント:黒田日銀総裁の記者会見で円安について発言があるのか
日銀が政策変更するとは考えづらく現状維持を織り込まれているため、今回も無風通過が予想されます。
ただ、最近の円安トレンドについて、円安がいき過ぎているなどの発言が出てくる可能性があり、円高に反応する可能性があるので要注意です。
3)米GDP(速報値)
本日のGDPは速報値なので、予想値と結果が乖離する可能性が高いので要注目です。
予想を大きく上回るようであれば利上げ期待に繋がり、米金利上昇に繋がるのではないかと注目しています。
また、ここ数日は米金利が低下してきていることから、GDPが予想を下回るようであれば金利の低下、ドル安が進む可能性があるので注目です。
◎本日のイベントスケジュール
10月28日(木曜日)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁発言
16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
20:45 EUR ECB理事会・金融政策・声明文発表
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 EUR ラガルドECB総裁記者会見
21:30 USD 米GDP(速報値)・失業保険申請件数
23:00 USD 米中古住宅販売保留
10月29日(金曜日)
02:00 USD 米7年債入札
09:30 USD 豪小売売上高
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