ECB理事会に注目! 「10月26日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年10月26日

ECB理事会に注目! 「10月26日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

豪州では市場予想を大きく上回るCPI(消費者物価指数)を受けて豪3年債利回りは、2011年以来となる4.27%台まで上げ幅を拡大し、オーバーナイト・インデックス・スワップから算出した次回のRBAの利上げ確率は7割を超えたことで豪ドル買いが進みました。

 

昨日、カナダ中銀は市場予想通り据え置きを発表しました。

声明文や記者会見で追加利上げの可能性は残しましたが、ややハト派な内容であったことから発表後はカナダドル売りで反応しています。

 

米住宅指標が市場予想を上回ったことで米金利は上昇し、ドル買いが進みました。

ドル円は150円での介入警戒感から150円を超えると急落する場面がありましたが、ジリジリと上昇し一時150.32円と昨年10月21日以来約1年ぶりの高値を更新しました。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

ECB理事会

注目度:高い

織り込み度:据え置きが優勢(ごく一部で利上げ予想あり)

バイアス:ユーロの上値重い

ポイント:物価・経済見通し

 

今回のECB理事会は据え置き予想が優勢となっています。

注目は中東情勢やウクライナ情勢などを受けて欧州の経済にどのくらい影響が出てくるのか!?

物価見通しは低下傾向にあり、現在の金利で物価目標を達成できるのか!?

この2点に注目が集まっていると思います。

中東情勢やウクライナ情勢を受けて欧州の経済は大きく影響を受け、景気後退が深刻化しているのではないかと思います。

そのうえでインフレが高止まりする状況となればスタグフレーションの可能性が高まり、ユール売りが進むのではないかと思います。

物価・景気見通しと中東情勢やウクライナ情勢についてどのように語るのか、ラガルドECB総裁の記者会見に要注目です。

 

 

 

2)経済指標

 

米GDP(速報値)

FRBがインフレ抑制のためハイペースで利上げを進めてきましたが、米国の経済は底堅く推移しています。

今回発表のGDP(速報値)が強い結果であれば来年の利下げ期待が後退するのではないかと思っています。

年内の追加利上げがあるのか、その後早い時期に利下げがあるのか、マーケットの注目は利上げの残り回数から利下げ時期に移ってきています。

GDP、景気の状況が利下げに影響するのではないかと思っています。

景気の後退が確認されれば、早い時期での利下げが期待されるのではないかとGDPに注目しています。

 

 

 

3)リスク要因

 

米議会

米議会では下院議長の選任に注目しています。

9月末に10月からの新年度予算を巡り対立、政府機関の閉鎖をギリギリで回避し、つなぎ予算を成立させました。

ただ、その後にマッカーシー下院議長が解任され、現在は次期下院議長の選任を待つ状況です。

先週も何回か議長専任の投票が行われましたが議長専任のために必要な票数を獲得できた候補者はいませんでした。

このまま下院議長の選任が遅れれば、その後に行われる予算協議が遅れ、9月末に成立させたつなぎ予算の期限が切れて再度政府機関の閉鎖が警戒される展開となります。

米国のつなぎ予算は11月17日までの予定です。

また、現在中東情勢が不安定な状況で下院議長の選任が遅れれば、イスラエルへの支援決議が遅れ、来年の大統領選挙への影響も出てくるのではないかと注目しています。

 

 

 

中東情勢・ウクライナ情勢

イスラム組織ハマスとイスラエルの対立は激化し、中東情勢は悪化を続けています。

このまま悪化を続け第5次中東戦争に発展するなどした場合は原油価格の高騰により、世界的にリスクオフが進むのではないかと注目しています。

また、中東だけではなくウクライナ情勢など、中東から欧州にかけて緊張状態が続いており、周辺国でも武力衝突が出てきています。

一部報道では米軍がペルシャ湾に空母を配備した、中東にある米軍の駐留基地がミサイル攻撃を受けたなど報じられています。

当初のイスラエルの問題から少しづつ対立が拡大しています。

第3次世界大戦などが噂される展開にならないのか、中東・欧州の情勢に注意しておきたいと思います。

 

 

 

日銀・政府

日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃論がたびたび話題に上がります。

月末に日銀金融政策決定会合を控えてることから、金融正常化やYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃についてヒントがないか発言に注目です。

また、ドル円は介入を警戒して150円を背にした水準で推移しています。

前回150円を超えたときは介入ではなかったと推測されています。

Bloombergは「日本が円相場を支えるために為替市場で介入を余儀なくされる要素はないと、国際通貨基金(IMF)は認識している」と報じています。

150円を手前で安定していることを考えるとボラティリティが高まったとは言えず介入実施にはハードルが上がってきているのではないかと思います。

介入について日銀や政府の発言には注目しておきたいと思います。

 

以下、去年の口先介入時のものです。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

10月26日(木曜日)

 

20:00 TRY トルコ金融政策発表

21:15 EUR ECB理事会・政策金利・声明文発表

21:30 USD 米GDP(速報値)、失業保険申請件数、耐久財受注

21:45 EUR ラガルドECB総裁記者会見

22:00 USD ウォラーFRB理事発言

23:00 GBP カンリフBOE副総裁発言

 

 

10月27日(金曜日)

 

02:00 USD 米7年債入札

09:30 AUD 豪PPI(生産者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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